地域によって異なる介護職の転職事情

介護職に関しては、地域によって色々な違いが見られます。まず注目しておきたいのが収入面でしょう。首都圏とその他の地域を比べてみると、かなりの差が出てくることがわかります。基本的に首都圏の方が収入面では優遇されており、特定の地域と比べると40~50万円ほどの年収の差が出ることもあるようです。ただし、首都圏はいうまでもなく物価も高いので、一概に首都圏で働くほうが得だとは限らないでしょう。立地条件などの問題もあるので、自分が住みたいと思う地域で素直に就職先を選ぶのが一番です。

とはいえ、地域によって高齢化の進み具合には大きな差があります。特に高齢者が多い地域の場合は、介護職のニーズが高い傾向にあるので、その分有効求人倍率は高くなっており、求人情報も見つけやすいのは事実です。多くの職場を比較して、条件の良いところに転職をすることも可能なので、選択肢が多い地域を狙って転職活動をするのも一つの方法なのかもしれません。

また、地域によって介護職者が選べる職場の種類にも若干の違いがあります。特別養護老人ホームが多いところもあれば、グループホームが多いところもあり、地域によってその特色は実に様々です。そのため、どの形態の職場で働きたいのかを決めておいたほうが、転職活動はスムーズにいくかもしれません。全国的に見ても、現代は高齢化がどの地域も進んでいるため、介護職はかなりの就職チャンスがあると言えると思います。